体のゆがみを治す七つのストレッチ体操
矢作式ストレッチ体操⑤
体の歪みを矯正するもうひとつの有効な方法は、筋肉を伸ばすストレッチ体操をすることで、この矢作式は末梢伸展法である、指先に神経(意識)を集中させることにポイントを持つ。 われわれの体は、まず骨があり、それを腱がとりまき、さらに筋肉がある。したがって体に歪みが生じれば、当然筋肉にも歪みがでてくる。そこで、筋肉を無理なく伸ばせば解消できるというわけだ。 そしてなぜ7種目かというと、前に歩くこと、ねじること、横にすること、前に倒すこと、後ろに反らすことなど、日常生活で動かす体の方向をすべて網羅すると、こうなったということだ。だから、この七つの方向さえストレッチしておけば、もう細部のストレッチは不要である。 |
1.水平回転
正面を向いて立ち、足を肩幅の広さに開く。両手を開いたまま、自分なりの力で体を回転させてみる。次にその要領で指先を無限に伸ばそうという意識をもってやってみる。もっと、もっと、どこまでも、いくところまで伸ばしていく。 頭を前に倒さず、そのまま水平にしながら意識を手の指先に集中して無限大に伸ばす。最後にゆっくり手を元に戻す。これは、体の筋肉を捻転調整する運動である。 |
2.側屈
1.の動作の変形として、手の位置を変えず、そのままにして側屈する。力をいっきに入れず、指の先だけを無限に伸ばしていくように意識を集中させる。これは水平回転側屈である。 |
3.X状斜め前屈
両足を開き、両手を挙げ右手は左足の、左手は右足の親指のところまで交互に伸ばしてみる。指先に全神経を集中させてゆっくりと元に戻す。 |
4.X状斜め後屈
頭を動かさず、指の先に力を入れて斜め後ろに無限に指先を伸ばすつもりでねじる。左右交互にゆっくりとトライする。 運動の前、そして後に行って下さい。 帰宅後、お風呂に入り温まっている時でも有効です。 力を入れず、指先を遠くへ、遠くへと持って行く意識が大切です。 回数は決めてませんが、気持ちのいい程度でやって下さい。 |
5.前屈万歳
足は揃えておく。手の指先を無限に上方に伸ばし、円を描くつもりで自分の力で前方に体を屈伸させる。そして静かに体を元の状態の位置に戻す。 |
6.後屈万歳
5.と同様に、まず、自分の力で手の指先に力を入れて、無限に大きい円を後方に描くつもりで体を後ろに倒す。体から力を抜き、指先に意識を集中させ、どこまでも、どこまでも伸ばそうという気持ちで倒していく。ゆっくりと、静かに元に戻す。 |
7.体の屈伸
体の屈伸は自分の健康をはかるバロメーターにも使われる。手を前方に出し、そのまま静かに膝を折り曲げる。このとき、ブレるかどうかで健康かどうか分かる。疲労がたまっていると、ブレてなかなかできないのですぐわかる。曲げきったら、息を吐きながら一気に膝を伸ばす。この時、惰性で、つま先立ちになるようにすれば、なおよろしい。 |
以上が矢作式ストレッチ体操の基本です。矢作式の末梢伸展法のコツは、指先に意識を持っていくことです。末梢に意識をもっていくことで、体全体の筋肉が弛緩して、バランスがとれやすくなるのです。ひとつ、ひとつの動きが出来てくると、体は非常に楽になり、健康を維持する基礎となるでしょう。
頑張って下さい。
舞台俳優の赤松直美さん(劇団SPAC)にご協力いただきました。ありがとうございます。
矢作治療院
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