巨人軍トレーナー時代の実績として表舞台に出た記録
裏舞台の存在であるため、表舞台に出ることは、皆無なんです。トレーナーというのはそういう存在なんです。
令和 ７年 ３月１１日更新
旭硝子 ４大ツアー対抗ゴルフ選手権 １９８９ on YouTube
３６年ほど昔になりますが、私の実績としてテレビ放映されたものをアップいたします。（日本テレビで放映）
１９８９年１１月に「旭硝子４大ツアー対抗ゴルフ選手権」というのがありました。
４大ツアーとはアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、そして日本の男子プロゴルフのツアーです。
その４大ツアーの賞金ランク上位の選手たちによるツアー対抗戦でした。
この選手権初日の朝にアメリカ代表のひとりがホテルでギックリ腰になり、棄権するかどうか迷っていたところに、東京よみうりカントリークラブの杉野支配人からの依頼で、当時巨人軍の寮長されていた藤本健作さんから連絡があり、クラブハウスに出向いて行きました。
チップ・ベックという選手ですが、どうにか歩けるが、ワンラウンドは難しい状態でした。出来る限りのことはやりますということで、治療を始めたのですが、スタート１５分前という状況でさすがに焦りました・・・超必殺技を使い５、６分で刺激を与え、スタートホールに向かわせたのです。
初日の結果は、負けはしたものの・・２アンダーでワンラウンド回って来ることができました。
終わってから、しっかり治療を行い、２日目、３日目は勝ち、そして４日目の最終日の結果は録画ビデオ通り・・・
４日間トータル２３アンダー
そして最終日の１０アンダーは東京よみうりカントリークラブのコースレコードとなりました。
今でも破られていません(２０２５年３月現在）。個人戦があれば、ダントツの優勝でしたけど・・・因みにグレッグ・ノーマンは２０アンダーでした。
トレーナーという仕事は、言わば「縁の下の力持ち」的存在。
本当に、滅多に表舞台に出ることはありません。と言うか、あり得ません。
たまたま、日本テレビでの中継であったため、司会者が紹介してくれました。目にする実績はほとんどありません。
影で力を発揮するのが、トレーナーです。
追記：
２１年間のプロ野球トレーナー時代に於いて、私の実績として記録に残っているのはこのビデオだけです。それだけトレーナーという仕事は、表には出てきません。表舞台の選手の方が、当然ながらメインですから、裏の仕事については取材も記事にもなりません。ずっと裏の仕事（闇の仕事じゃないですよ）に徹していたけど、トレーナーという仕事を理解していない人たちが多いことに、一時期落胆していたことがあります。もちろん、プロ野球の世界で多くの記録が達成されたことにも大きく貢献してきたと自負しています。トレーナーの仕事が、試合の勝敗の８０％は占めていると確信を持っていました。しかしながら、これが出来るトレーナーは、父と私だけでした。はっきりと断言します。（後に弟がダイエーホークスのトレーナーを努めました）
いろんなトレーナーがいます。しかし、その教育の基礎は、西洋医学という「治さない医学」ですから、誰も何も出来ないでいます。悩めるトレーナーが多いと思いますよ。私は、この世界では異端児でしょうから、気が向いた方だけ私の話を聞きに来てください。いつでも歓迎いたします。
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